土器の欠片
ブーメラン運がよければ戻れます
ずれぬようコンパスの針押さえてる
猫語だけ話して過ごす二日ほど
罪名は無情 河原の枯れススキ
キッチンに青洲の妻さびてゆく
月極めの空がありますうろこ雲
質問はふっくら炊けた大豆まで
揉み洗い罪滅ぼしが間に合わぬ
運命線に描いてみようかいなびかり
土器の欠片絶望はしておりません
雨が降っていたある日、偶然にゆっくりと古い町並みを歩くことになりました。
そこは奈良の城下町で荒物屋さん、木綿屋さん、畳屋さん小間物屋さんなど懐かしい昔風の店で、なんだか子供のころの町にタイムスリップした感じでした。